重要用語集
GAS学習でよく出てくる重要用語を、例えや具体例と一緒に整理しました。
文法編や実践編で分からない言葉が出たときに、辞書のように使ってください。
このページの使い方
ここでは、コードの書き方そのものよりも、用語の意味を分かりやすくつかむことを目的にしています。 たとえば「引数って何だっけ」「オブジェクトってどういう意味だっけ」と迷ったときに戻ってきてください。
おすすめの使い方
- 文法編を読みながら、分からない言葉だけ確認する
- 実践でエラーが出たときに、用語の意味を見直す
- 一度に全部覚えようとせず、必要なときに何度も見る
関数(function)
一連の処理をひとまとめにしたものです。
たとえば「名簿を読み込む → メールを送る → ログを出す」を1つの作業として名前をつけたものが関数です。
料理で言えば「カレーを作る」というレシピ全体のまとまりに近いです。
引数(ひきすう)
関数やメソッドに渡す「材料」や「指示内容」です。
たとえば getRange("A1") の "A1" は、どのセルを使うかを伝える引数です。
料理で言えば「カレーを作るときの具材」を渡しているイメージです。
戻り値(もどりち)
関数やメソッドを実行した結果として返ってくるものです。
たとえば getValue() はセルの中身を戻り値として返します。
自動販売機にお金を入れてボタンを押すと、飲み物が出てくる。この「出てきた飲み物」が戻り値に近いです。
オブジェクト
データと操作をまとめて持っている「対象物」です。
たとえば SpreadsheetApp や sheet はオブジェクトです。
スプレッドシートという実物があって、その中に「セルを読む」「値を書く」といった機能がぶら下がっている、と考えると分かりやすいです。
メソッド
オブジェクトが持っている「できること」です。
たとえば sheet.getRange() の getRange や、event.getTitle() の
getTitle がメソッドです。
電子レンジというオブジェクトに、「温める」「解凍する」というボタンがあるのに似ています。
プロパティ
オブジェクトが持っている「状態」や「情報」です。
初学者の段階ではメソッドほど頻繁には意識しませんが、
「そのものが持つ情報」と覚えておくと整理しやすくなります。
人で言えば、名前・年齢・住所のような情報です。
変数
データを一時的に入れておく箱です。
たとえば、シートから取ってきた名前やメールアドレスを変数に入れておくと、あとで使い回せます。
付せんに「田中さんのメール」と書いて机に置くようなイメージです。
配列
複数のデータを順番に並べたものです。
たとえば「メールアドレス一覧」や「1行分の表データ」は配列で扱うことが多いです。
学校の名簿が横一列や縦一列に並んでいるイメージに近いです。
条件分岐
条件によって処理を変えることです。
たとえば「メールアドレスが空なら送らない」「金額が1万円以上なら通知する」が条件分岐です。
雨なら傘を持つ、晴れなら持たない、という日常の判断と同じです。
ループ(繰り返し)
同じ処理を何回も繰り返すことです。
名簿100人全員に同じ形式のメールを送る処理などで使います。
人が1件ずつ作業する代わりに、プログラムが同じ動きを自動で何度も行う仕組みです。
バグ
プログラムの間違いや不具合のことです。
「動かない」だけでなく、「動くけれど結果が違う」ものもバグです。
たとえば、本来B列を見るべきところをC列にしてしまい、違う人へメールが送られるのもバグです。
デバッグ
バグの原因を探して直す作業です。
エラーメッセージを読む、ログを出す、途中の値を確認する、といった行為がデバッグに当たります。
うまく動かない機械を分解して、どこが悪いか調べる作業に似ています。
正規化
データの表記や形をそろえることです。
たとえば「株式会社ライクブルー」「(株)ライクブルー」「ライクブルー」が混ざっていると、同じ会社なのに別物として扱われます。
こうした表記ゆれを減らすために、空白を削る・全角半角をそろえる・不要な記号を除く、といった処理をするのが正規化です。
用語は、分からなくなった時に戻れば大丈夫です
・最初から全部覚える必要はありません。
・文法編や実践編で出てきた時に、意味を確認しながら覚えれば十分です。
・「引数」「戻り値」「オブジェクト」の3つが見えてくると、コード理解が一気に楽になります。