
2023年春に Google Workspace Summit @渋谷ストリーム で登壇した際の写真。会社を作った時、まさかこんな時が訪れるなんて考えもしなかった。働き方を考え抜いたことがお客様へのご支援につながり、取り組みが認められた瞬間として非常に嬉しかった(写真左:G-gen 鈴木執行役員、中央:風月フーズ 福山社長、右:池田)
株式会社ライクブルーの池田治彦です。
このブログシリーズは「ライクブルーに興味を持ってもらうこと」と「ライクブルーの中身について理解を深めてもらうこと」を目的に始めました。今回から、私がつくったライクブルーにおける働き方について、リアルな部分にも触れつつ紹介していきたいと思います。
ライクブルーの働き方について書き記すことで、私の価値観や過去の経験のどのような部分に根差しているかがわかれば、会社の考え方を理解したり、実際に働く上でのヒントになるのではないかと思い、最初のテーマは「働き方」にしました。
ライクブルーでは、10周年を機に「最高の職場を目指す」を職場環境づくりのスローガンに掲げました。その観点から、次の5つのキーワードをもとにライクブルーの働き方に迫ります。
1 場所と時間
2 学習
3 IT
4 自立と自律
5 マルチプロフェッショナル
1 場所と時間:移動の消耗をなくし、価値ある時間に投資する
ライクブルーでの勤務形態は、「フルリモート&フルフレックス」が基本です。したがって、勤務場所は原則として「自宅」となります。新卒でも中途でも変わりはありません。「原則として」とは、仕事では定期的にお客様の所へ物理的に通うことになるので、自宅から出ることもあります。私は週に3~4日は外出がありますし、毎日出ることもあります。メンバーは、週1日~3日程度、少ない時は一度もない週もあります。なぜフルリモートかと言われれば、「オフィスがないから」が大きな答えとなります。
個人的な話で恐縮ですが、学生時代、東京で一人暮らしをしていた私は、奨学金と家族の支援もありつつ毎月「家賃」を6万円程度支払っていました。世間知らずだった私は、家賃の本当の意味もよくわかっていなかったのは事実です。法学部で民法第一部を学ぶと、「賃貸契約」がひとつの大きなテーマとなっていて、そこには色々なルールがあり、土地売買も含めて色々なややこしさがあるんだな、くらいで終わっていました。
ある時、とても恥ずかしいことですが、色々な事情から家賃を滞納してしまったことが一度だけありました。オーナーのご年配の方からものすごい剣幕で電話越しに怒られ、「何とかしてでも今すぐ払いなさい!(でないと、一方的に契約解除するわよ、ということだったと後で理解しました)」と言われて何とかした記憶が残っています。
今ではもちろん自分のしたことの意味や、オーナーさんの気持ちもよく理解できるのですが、今でも私自身が「家賃とは何に対して支払うのか」、この本質的な問いに自分で答えられていないのと、「家賃を払う」ことに何となく心理的な抵抗があるのは間違いありません。
理由のひとつは、家賃は固定費になるので、それを稼ぐためにはお客様に家賃分を含めた形で対価を設定しなければならなくなるから、です。
「私たちが構えているオフィスはこんなのです、なので御社の支援には必要なので、価格はこうなるんですよね(などと、細かい所までは実際には説明しませんが)」とか言われたら、お客様としては「?」となるだろうと思います。無駄に立派なオフィスだとしたら、そう思われて当たり前です。現実は、ご支援に対する対価について損益を計算しますので、必要経費を積み上げて大丈夫かどうかを検討します。家賃分をもらうからには、当然それも含まれることになってしまいます。
しかし、私は「場所が何の価値を生んでいるのか?」とも考えています。
私は組織を専門としていて、働き方も当たり前に専門領域であり、多くの企業がコロナ後に強制出社に戻したり、ハイブリッド勤務を導入していることももちろん知っています。それに、オフィスで一緒に働くことの意味や、組織文化づくり、個人が孤立しない環境づくりにつながることも十分にわかっています。恐らく、今のライクブルーがオフィスを設けることで生まれる価値が、それに見合う段階にまで成長できていないのだろうというのが、現時点での私の答えです。人が増えて、より複雑性が増してきた場合には、将来的にオフィスも必要かもしれません。
今は、家賃が無い分、利益が多く出たらメンバーに還元できるわけなので、そちらの方が良いというのも大きな理由です。実際、在宅勤務手当(月1万円)を設けていますし、賞与の原資づくりや、福利厚生(心身両面の健康投資プログラム)を充実させる方を優先できています。毎月、メンバーには緑茶を送ったり、節目には山形の農家の方から直送で果物を届けてたりしています。
一方で、東京の通勤ラッシュを知っている私は、あの「人が人らしく扱われない空気感」が好きではなく、得意でもありません。恐らく得意な人は希少でしょう。仕事を高いレベルで良いスタートを切ろうと思えば、移動でエネルギーや精神力を使うことなく、机に向かった瞬間に自分の力を存分に発揮する環境こそが最良です。したがって、自分にも、メンバーにも、移動による疲れを可能な限り生じさせたくないというのが本音です。その分、私もメンバーもいい仕事ができればそちらの方が個人にとっても、お客様にとっても良いと思います。
日本の法律上、「通勤時間は労働時間ではない」ことになっています。労災の対象にはなりうるので、ダブルスタンダードです。働く人にとって「通勤時間が労働ではない」というのはどうなんでしょう。通勤中の人たちを電車の中で見ていると、ほぼ8~9割の人がスマホを触っています。ほとんどが個人的な使用でしょうし、確かにこれに給料を払えと言われても、雇用する側は納得しづらいと思います。
しかし、「会社のための移動」と考えると目的はやはり仕事なんじゃないかと思ったりもします。仕事をするために移動するわけだし、移動することで結果として仕事につながるので、行為そのものにもやはり仕事の価値があると考えざるをえません。そう考えると、「移動時間も仕事の時間と認識してもらい、対価を支払う」ためには自宅から現場への移動にする方が良いわけです(自宅→仕事現場の移動は労働時間とする判例があります)。フルリモート環境における現場への移動時間は、基本的に労働時間となり、後述する「月一出社日」を除いてライクブルーでもそうなっています。
こうすると、採用する人も物理的移動の観点から絞られることにもなります。ある程度移動の自由が効く人でないと難しいし、移動時間も仕事と思って効率的な使い方を考えられる人でないといけない。結果的に、「時間の価値」を十分に理解して行動している人が、ライクブルーで活躍できる人にもなります。自分の時間を大切にすることもそうですが、一歩進んで、一緒に働く人(社内外)の時間を大切にできる人は、自己本位で物事を考えておらず、他者本位の思考ができる点で非常に評価されます。
時間はすべての人に共通かつ平等の資源ですので、会社として最重要の管理対象であり、評価根拠にもなります。ライクブルーでは、私が開発したアプリで「一日に、何に対して、どれくらいの時間を使ったか」を日報代わりに記録することが義務になっています。工数管理につなげることもありますが、働くメンバーに「時間の価値」を意識してもらう目的の方が強いと言えます。
細かいことを言うと、ライクブルーのハウスルールには「PCマウス使用禁止」があります。マウスを触らずに操作することで、無駄な時間を省けるからです。私の使用するデスクトップPCでは、タッチパッド付のキーボードを使用しています。後述するITも関連して、社内では探し物の時間が減るようにもしています。
社外からタイムマネジメント研修を時々依頼されますが、その際に「1日30分、探し物をしているとすると、年間どれくらいの時間、探し物をしているでしょう?」と質問しています。答えは「年間130時間=約16日分/8時間労働」です。この場合、会社は約1ヵ月分くらいの給料を、探し物に払っていることになります。そのうえ、さらに賞与も? 会社は何に対して給料を払っているのか、働く人は何に対して給料をもらっているのか、十分にわかっているメンバーを増やしたいと思いますし、時間を大切にする職場環境づくりが重要であると考えています。
2 学習:社会人の義務教育
ライクブルーでは、月あたり労働時間の約10%を目安として、メンバーに学習の時間を充てるように促しています。具体的には、次の内容が「学習時間」のカテゴリに入ります。一部のものは、強制参加であり、自発的なものとは限りません。
① 月次ミーティング:毎月、会社の時間や業績、お客様の動向、営業状況などを共有する場(1時間/月)
② 社内勉強会:仕事の進め方や特定のスキルなどの社内勉強会の形で実施(3~4時間/月)
③ ブックプレゼン:課題図書を読んでスライドにまとめ、社内で発表する(読書とスライド作成の時間を含める。3~6ヵ月に一回程度)
④ 自主学習:業務上必要な調査などを除いて、自己の能力向上につなげる時間(任意)
⑤ その他、会社が認める内容
実際の集計データによると、2024年4月~2025年3月の1年間で、労働時間の13%を学習に充てていました。これは、新入社員研修が多く実施されていた兼ね合いもあり、意識的に増やしていた結果でもあります。2025年4月から半年間では、10%を超える月もあれば、5%程度の月もあり、平均で8%程度で推移しています。メンバーに改めて学習を促す必要があるなと、これを書きながら思いました。
なぜ、学習にこだわるのか。私自身が、これまで「勉強してきて良かった」と思っていて、逆に言うと、「仕事をする限り、学習は続く」と考えているからです。お客様が私たちに求めているのは、お客様の目線に合った、かつ、レベルの高い支援です。お客様が、ご自身よりもある領域についてレベルが低いと感じれば、私たちに依頼することはあり得ません。したがって、ライクブルーが持つ事業領域(組織開発、IT、新規事業開発など)において、常に高い水準で学習を続けていなければならないのです。
とはいえ、もちろん限界はあるので、必ずしもその水準が強制されているわけではありません。勉強が好きか得意で、それが活かせる環境があることに価値を感じる人にとっては働きやすい職場だろうと思います。今のメンバーがものすごく自発的に学習しているかというと、そうでもないかもしれません。それくらい自己学習は難しいことなので、むしろ積極学習しないことが当たり前という前提で、義務教育を課しているのが実情です。
社会人になって、自分から学習をする人は少ないというのが私の実感です。これは、学歴に関係がありません。もちろん、仕事上で必要な学習はしているのでしょうが、読書をはじめ、社外交流や、新たな経験を積むといったことをしている人は1割程度で、その中でもごくわずかの優秀な人が自発的に自己学習を繰り返している印象です。
弊社サイトの「10周年を迎えて」の記事に、「教育負債」という概念を私が作り出したことに触れています。様々な会社をご支援したり、そこで多様な方々にお会いする中でたどり着いた考え方で、今ではこれを意識して社内でも「義務教育」を推進し、お客様に対しても「BMP(ベーシックマネジメントプログラム:管理職基礎教育」や「年間新入社員研修」、「カスタマイズ研修」をサイドメニューとしてご提供しています。

3 IT:なにそれおいしいの?
ライクブルーでは、仕事で「紙を触る」機会がほとんどありません。99%無いと言っても過言ではありません。事実、私の家にはプリンターがありません。会社をつくる時に「地球に優しい職場環境をつくろう」と思ったのもありますが、何より「いかに仕事を効率的にこなすか」を重要視したからです。
「紙はムダ」の前提で、社内の仕組みも作っていますし、お客様にIT活用支援をする際もこの考え方に基づいて進めます。ただし、業務特性は踏まえた上でIT活用を考えなければならないため、ライクブルーの事業がたまたま紙を必要としないだけであって、お客様の職場によっては紙の有用性があることはもちろん理解しています。
それでも、「本当に紙が必要か」を問い続けているのは確かです。
ちなみに、A4用紙の何枚分が紙パルプに使われる樹木の1本分に当たるかご存知でしょうか。少なくとも「1万2千枚」と言われています。紙質によってはもっと増えるでしょうが、環境の観点からも本当に必要かを問い続けるには理由があるわけです(一説には12万枚とも)。
ライクブルーのIT活用詳細については別の記事に譲り、ここでは職場環境で使用している機器やツールなどを紹介します。
【ハード】
PC メンバーに1台以上 Windows ノート/デスクトップ または Chromebook
スマートフォン Android(Pixel)
【ソフト】
Google Workspace 一部メンバーにMicrosoft Office
Google Appsheet
Google Cloud
CANVA・Affinity
Miro
その他、必要に応じて利用(会計ソフト、電子申請ソフトなど)
ちなみに、決算・消費税の申告以外はすべて社内で実施していて、税務、社会保険関係の行政提出書類もすべて電子申請で行っています。
したがって、IT活用はライクブルーで働く上で大前提となるので、それなりの基礎があるか、積極的に吸収する素養のある人がどんどん仕事を効率化していく職場であると言えます。ただ、IT活用よりも大事なことはあるので、すべてがそれで決まるわけではありません。重要な一部と考えれば良いと思います。
ちなみに、AIの活用はもちろん社内で積極的に行われていますが、このブログは、これまでの記事を書くためにAIを使ったことはありません。これからもないと思います。客観的なフィードバックをもらうために使用はしました。例えば、今回の記事で、「家賃滞納の件は企業の公式ブログとして刺激が強すぎる」と言われましたが、私の人間味がありそうな部分を感じていただくために、あえて残しました。ITもAIもとにかく使いようであり、使用方法を誤るべきではありません。
4 自立と自律:自分の面倒を自分で見る
ライクブルーの代表である私は、2025年12月現在、42歳です。幸い、ありがたいことに持病や重い病気などはありませんし、熱で寝込むことが年に1回程度あるかないかです(時々、二日酔いになることはあります)。忙しくなって無意識にストレスが溜まると、せき喘息を発症する時がありますが、特に仕事のパフォーマンスには影響していません。したがって、私が元気で、健康的に活動している限り、会社に大きな影響があるとは考えにくいのが現状です。
しかし、事故があるかもしれないし、急にがんになって働けなくなるかもしれません(がん家系でなく、長寿家系のようですが)。これは、オーナー社長率いる中小企業では宿命のテーマでしょう。
もしそうなって、働くメンバーが路頭に迷うことになれば経営者としては恥であり、申し訳ない限りです。加えて、新卒で入った社員は20代ですから、私が70歳になってもまだ50歳前後です。これからメンバーが増えるごとに、そのことを考えなければなりません。
したがって、メンバーはライクブルーを踏み台にしてでも良いので、汎用スキルの獲得と、仕事を遂行する能力や知識を身に着けてどこに行っても通用するような力をつける必要があります。ライクブルーに過度に依存しない個人能力を手に入れて、その評価を確立すること。これが自立を意味します。決して、独立を促しているわけではありません。
次に、どこに行っても通用するような力とは、間違いなく「セルフマネジメント(自己管理)」を実現できることを指します。組織に所属する以上は、環境への依存は避けられません。しかし、組織内における振る舞いや行動は、自己管理を基盤として自ずと定まります。これから働く人が少なくなる中で、手がかからずに自律的に仕事を進められる人は重宝されるでしょう。結果として、会社の看板で仕事をしなくなり、個人の腕によって立つことになります。
ライクブルーでは、そもそもメンバー数が少ないため、各自に自律性がいやでも求められることになります。もちろん、相談や質問などはいつでもできる環境ではありますが、フルリモートもあいまって、気軽に聞いたり、話しかけたりすることが難しいと感じるかもしれません。したがって、まずは自力で解決したり、自ら働きかけたり、自発的に仕事を進めていく姿勢が求められますし、遠慮を捨ててしっかりと相談すべき時に相談することが必要となります。今のメンバーが100%できているかといえば、そうではないと思います。基本動作として自己管理を求める結果として、だんだんとできるようになるものと考えています。
ちなみに、私はよく「遠慮は人を殺すことも、会社をつぶすこともある」と社内で言っており、取るべき時にコミュニケーションを取らなければならないことを、伝えているつもりです。
5 マルチプロフェッショナル:二流 × マルチを目指す
最後のキーワード「マルチプロフェッショナル」は、私が考えたので、聞きなれないものだと思います。
ライクブルーは複数の事業領域にまたがっています。ひとつの領域のプロになるよりも、複数領域の専門スキル・専門知識を身に着けて、代替の利かない存在になることを推奨しています。「ひとつの領域で一流になるよりも、二つの領域で二流を目指す」がキャリアのスローガンです。事実、新卒二年目のメンバーは、私のアシスタント業務から、経理、営業、システム/アプリ開発と、複数の業務経験を積んでいます。ずっとそれを続けるというよりも、様々な領域から自分の得意分野を選び取っていくプロセスだと考えています。
一流になることはもちろんですが、二流のプロになることもなかなか難しいのが現実です。今のメンバーが、どれくらいの期間で二流のプロになれるのかもわかりません。ただ、「私は組織のことしかわかりません、ITのことはさっぱりです」とか「私はシステムのことしかわかりません/システムをつくることしかできません」という人よりも、「人材育成のことがわかっていて、仕組みについても実装できる」、「あらゆる企業の業務の流れを理解していて、かつ、ITにもそこそこ詳しい」という人の方が、特に中小企業の世界において幅広く活躍できることは間違いありません。
二流だろうがプロである以上、ある程度は仕事を完結できる能力を持っていなければなりません。設計や構想を落とし込む「実装力」も必要とされます。お客様の多くはその力がなくて困っていて、ライクブルーのような会社に仕事をお願いしてくださるので、口だけではダメで、自ら腕を振るってカタチにしていくことが求められるのです。
働き方についての小ネタ
主要キーワードを5つ挙げましたが、私たちの仕事をこれですべて表現できているわけではありません。もっと日常的な、私たちの働き方の側面が垣間見れるような細かいネタを記述していきます。「ライクブルーあるある」を通じて、少しでも私たちの働き方が身近に感じられれば幸いです。
毎朝15分朝礼
コミュニケーションを意図的に生むため、2025年12月から9時45分スタートの定例朝礼を、毎日開催しています。議題は主に次の6つで、メンバーが持ち回りで進行役を務め、全員が何かしら発言して、フィードバックや共有が行われます。
- 前日の仕事内容の共有
- 今日・今週すること
- アプリの内容を見ながら質問・意見・フィードバック・相談
- 事務連絡・報告事項
- お客さまの声、ライクブルーの価値とは
- 時間があれば雑談・小ネタ
月一出社日
オフィスはありませんが、福岡市内のコワーキングスペースを活用して全員が集まる日を月に一度、設けています。顔を合わせての作業や、勉強会をその時に実施して、交流を深める目的で内容を決めます。今の所、世間一般に合わせてこの日の通勤、退勤にかかる時間は労働時間に含まれないことにしています。
一日、誰とも話さないことがある
自分以外のメンバーが全員客先や、休みだったりして、特にお客様からの問い合わせがなければ、「リアルに今日誰とも話さなかった」という日も時々あります。黙々と自分の仕事に集中したり、ちょっぴりさみしさを感じるのも、フルリモートの醍醐味でしょうか。
ネットがなければ無能
基本的に業務環境はクラウドで完結していますので、通信の不調でネットにつながらなかったりすると、途端に私も含めた全員が無能な状態に陥ります。1年に1回から2回程度、この現象が発生します。
チャットツール多め
社内のやり取りは基本的にGoogle Chatですが、お客様とのやり取りでは、それ以外のツールを使うことが多く、お客様に応じて使い分ける必要があります。ちなみに私は、Chatwork、Talknote、Slack、LINEも使用しています。便利なのは圧倒的にGoogle Chatですが、現実問題としてお客様に合わせていくことになります。
数秒前とは一気に次元の違う話題へ
ライクブルーは複数の領域を取り扱っているため、つい先ほどオンラインで話していた内容とは、まったく異なる領域の、まったく異なる次元の話をし始めることがよくあります。電話などもそうですが、切替を瞬時に行うこともマルチプロフェッショナルでは求められます(もちろん、時々、あれ、何の話だっけこれ? となることもしばしば)。
「最高の職場」を目指して
以上、ライクブルーの働き方について少しでもわかるように具体的に書いたつもりではありますが、まだまだリアルさが伝わってこない部分もあると思います。したがって、弊社のメンバーに、「実際、働いててどうなん?」というテーマで、メンバー同士でインタビューをして、記事にしてもらう予定です。気長にお待ちください。
「最高の職場」が何なのか、それは働く人それぞれで変わると思います。ライクブルーが考える最高の職場はこういうもので、そのためにこうしている、というのはずっと続くと思います。今回は、その価値感にちょっとでも共感できることがあれば、と思い、コアな考え方の部分を書いてみました。
次回以降、今回書けなかった部分に触れつつ、ライクブルーの働き方にさまざまな観点から迫っていきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。






