実践編 / 開発実践演習 / Step3
Step 3 / 7

関数を使って入力を自動化する
TODAY() / Initial Value / App Formula を理解しよう

AppSheetの便利さは、 「手で入力しなくていい部分を減らせる」 ところにあります。 このステップでは、新規登録時に日付を自動で入れる設定を通して、 初学者がつまずきやすい Initial ValueApp Formula の違いまで理解します。

Tutorial Mission

ステップ3:登録日の自動入力を設定する

ここでは、たとえば「登録日」列を追加した想定で、 新しいデータが作られたときに 最初から今日の日付が入る ように設定します。

このページのゴール
  • Initial Value の意味を理解する
  • TODAY() を入力して保存する
  • 新規登録時だけ値が入る動きを理解する
  • App Formula との違いを説明できる

ステップ3-1:Initial Value とは?

Initial Value(初期値) は、 新しいデータを作るときに 最初から入れておきたい値 を指定する設定です。

向いているもの
登録日、作成者、初期ステータスなど、 「最初に一度だけ決めればよい情報」
今回の例
新しく備品を登録した日を自動で入れるために、 「登録日」列へ初期値を設定します。
大事なポイント
Initial Value は “最初の一回だけ” 計算される設定です。
よくある勘違い

「最初に入れたあとも、自動でずっと変わる」と思いがちですが、 Initial Value はそうではありません。 一度保存されたあとは、その値は固定されるのが基本です。

Concept View

Initial Value のイメージ

新規登録フォーム
新規作成時
備品名
ノートPC
登録日
2026/04/18
← 何も打たなくても最初から入っている
考え方
新規作成の瞬間にだけ計算され、その値を持ったまま保存されます。

ステップ3-2:TODAY() を設定してみよう

実際に列設定を開き、 Initial Value の欄へ TODAY() を入力します。

入力する式
Initial Value
TODAY()
1. 対象の列を開く
「登録日」など日付を自動で入れたい列を選びます。
2. Initial Value 欄を探す
列設定の中にある Initial Value に入力します。
3. TODAY() を保存する
これで新規作成時に今日の日付が自動で入ります。
Capture Mock

Initial Value 入力画面イメージ

Column Setting
登録日
Type
Date
Initial Value
TODAY()
↑ ここに入力する
保存後、新しく作るレコードでは今日の日付が最初から入るようになります。

ステップ3-3:Initial Value と App Formula の違い

ここは初学者がかなり混乱しやすいポイントです。 どちらも式を入れる場所ですが、役割はまったく同じではありません。

Initial Value

最初に一度だけ入れる

新しいデータを作るときにだけ計算される。 登録日や初期ステータスのような、 あとから固定しておきたい値に向いている。

例:登録日 = TODAY()
App Formula

常に再計算される

データが更新されたり表示されたりするたびに再計算される。 常に最新状態で見せたい値に向いている。

例:フルネーム = [姓] & " " & [名]

Initial Value の時間軸

新規作成
TODAY() が実行されて登録日が入る
あとで編集
登録日は基本そのまま残る
結論
最初の記録を残したい列に向いている

App Formula の時間軸

表示する
式が評価される
元データを更新
結果が再計算される
結論
常に最新の表示結果がほしい列に向いている
今回の演習ではどちらを使う?

「登録日」は、あとから毎回変わってほしいわけではないので、 App Formula ではなく Initial Value を使う のが正解です。

ここまでできたら成功です

自動入力OK
登録日に TODAY() を設定できた
考え方OK
Initial Value が最初の一回だけだと理解した
違いOK
App Formula との違いを区別できる
Checklist
ステップ3 振り返りチェック